家事事件は相続、離婚、成年後見等について、簡潔に要点をご説明いたします。
相続
相続があった場合、相続人間で争いがあるか否か、遺言の有無、負債の有無などでどの様な手続きが必要になるか決まります。特に、負債についての検討は意外と見落とされやすいので注意が必要です。
遺産の確認や戸籍謄本等の入手に一定の時間がかかる反面、期限がある手続きもありますので、早めの相談をおすすめします。
離婚
離婚の原因はもちろんですが、それ以外にも、①親権者、②面会交流、③養育費(①②③は未成年の子供等がいる場合)、④財産分与、⑤慰謝料、⑥年金分割等の様々な点が問題となり得ます。まずはそれらの点について整理する事がスタートとなります。
なお、いきなり裁判をすることは通常認められておらず、先ずは調停(話合い)を経る必要があります。
成年後見人等
ご本人の権利保護のための制度ですが、ご家族などの将来の紛争予防にもつながる大切な制度です。
また、上述した相続(遺産分割)の手続きに関連して成年後見人等が必要になることもあります。